ご利益がアップする参拝の方法3つのコツ〈お寺編〉
唱え方、お願いごと、除夜の鐘
■③除夜の鐘は、力を入れすぎず。
梵鐘は、仏教誕生の地であるインドにはなく、中国が発祥。そこから朝鮮半島を経て日本に伝わったもので、もともとは僧侶の修行の時を知らせるために鳴らしていたものです。大晦日に108回慣らす習慣がいつごろ始まったかは定かではないのですが、それが煩悩の数を表すことはよく知られています。
鐘を撞くときは、力を入れすぎると音が割れ、雑音のようになるので、適度な力になるよう心がけたいもの。一度撞いたら合掌し、心の中で自分を戒める言葉を念ずる。他の人が撞く音を聴きながら念ずるのも良いでしょう。それを繰り返しているうち、次第に煩悩が遠ざかり、きれいな心で新年が迎えられます。